不動産売却の必要書類は?取得する際の注意点も解説

【5月4週目 編集中】不動産売却の必要書類は?取得する際の注意点も解説

不動産の売却を検討しているものの、どのような書類を準備すればよいかわからずにお困りではありませんか。
必要な書類はタイミングによって異なり、直前になって慌てて集めようとすると、手続きが滞ってしまう恐れがあります。
本記事では、不動産売却において、「契約締結前」「契約締結時」「決済時」の3つのタイミングごとに必要となる書類について解説します。
スムーズに不動産の売却を進めたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。

不動産の売却前に準備したい必要書類

不動産の売却前に準備したい必要書類

不動産売却に向けた準備には、主に物件や権利に関する書類の収集があります。
まずは、売却前に揃えておきたい必要書類と、その取得方法について解説していきます。

図面類

間取り図は、部屋の広さや配置、窓や扉の位置を伝え、暮らし方を具体的に想像しやすくする資料です。
見やすい図面がそろっていると、物件の魅力が伝わりやすくなり、内覧につながる動きも整えやすくなるでしょう。
図面類の主な取得先として、一戸建てやマンションの間取り図は、施工会社などの設計図書や分譲時の案内書を活用できます。
また、面積や境界を示す土台である測量図は、法務局で地積測量図として取得でき、査定価格を整理する際にも重要です。
古い土地では図面がないこともあるため、早めに確認し、必要に応じて土地家屋調査士へ相談すると円滑に進められます。

法令関連書類

建築確認済証は、着工前の計画が法令に合致していると認められた書類であり、建物の基本情報を示す資料です。
完成後の建物が、図面どおりに整っていることを証明する検査済証は、買主が将来の計画を描くうえで役立ちます。
これらの法令書類がそろっていると、住宅ローンの審査確認が円滑に進められ、増改築を検討する際の説明もしやすくなります。
保管場所としては、新築や増改築時の書類一式の中であることが多いため、契約関係の資料と合わせて探すことが大切です。
万が一見当たらない場合は、自治体の建築指導課などで台帳記載事項証明書を取得し、代替資料として備える方法があります。
あわせて、建築計画概要書もそろえておけば、当時の内容を伝えやすくなります。

権利書類

過去の売買契約書や重要事項説明書は、購入時の価格や特約を確認できるため、査定の精度を高める重要な書類です。
過去の契約条件や調査内容がわかると、適正な価格設定につながり、売却後の譲渡所得の申告時にも役立ちます。
万が一紛失してしまった場合は、当時の仲介会社へ連絡し、保管されている写しがないかを確認すると良いでしょう。
また、案内書や住宅ローン関連書類、通帳の履歴などを代替資料として集めることも、情報を補うための有効な手段です。
売却を考え始めた段階から、図面類や法令書類、権利書類を一緒にまとめておくことが大切です。

契約締結時に必要な本人確認と権利証関連書類

契約締結時に必要な本人確認と権利証関連書類

前章では、売却前の準備について述べましたが、いざ契約締結となると何が要るのか不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、売買契約締結時に必要となる具体的な書類について、詳しく解説していきます。

権利証の提示と注意点

契約締結時には、登記済権利証または登記識別情報通知を用意し、売主本人であることや権利関係を確認していきます。
とくに、登記識別情報通知は、登記名義人を確認するために必要となる書類です。
これらの書類は再発行ができないため、ほかの書類と分けて保管し、事前に場所を確認しておきましょう。
万が一紛失している場合は、早めに司法書士へ相談し、代わりの手続きについて確認しておくことが大切です。
また、当日に慌てないよう、原本を持参するかどうかや確認の流れを、不動産会社と共有しておきましょう。
前日までに保管場所や持参方法を整えておけば、契約当日も落ち着いて対応しやすくなります。

確認済証を再提示する理由

建築確認済証は、売却前だけでなく契約時にもあらためて示すことで、買主に建物への理解を深めてもらいやすくなります。
どのような手続きで建てられた建物なのかが伝わると、買主も購入後のイメージを持ちやすくなるでしょう。
また、検査済証や台帳記載事項証明書とあわせて提示すれば、書類のつながりも伝えやすくなります。
説明する際は、専門用語を並べすぎず、できるだけわかりやすい言葉で伝えることが大切です。
あわせて、建築時の確認書類であることや保管の経緯も順を追って伝えると、買主の安心感につながります。
このように、再提示は建物の来歴を丁寧に伝えながら、安心して契約へ進んでもらうために役立ちます。

本人確認書類の種類

本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付き書類を用意するのが基本です。
住所や氏名に変更がある場合は、住民票や戸籍の附票もあわせて準備しておくと、手続きが進めやすくなります。
あわせて、契約日当日に有効期限内であるか、記載内容に誤りや変更がないかも事前に確認しておきましょう。
印鑑証明書が必要な場合は、発行から3か月以内などの条件があるため、早めに手配しておくことが大切です。
共有名義の物件では、名義人ごとに必要書類をそろえ、署名の順番まで整理しておくと当日も落ち着いて対応できます。

決済・引渡し日に必要な税金と登記の関連書類

決済・引渡し日に必要な税金と登記の関連書類

ここまで、契約時までの必要書類を解説しましたが、最終段階となる決済時の書類も事前におさえておきましょう。
最後に、決済や引渡しのタイミングで求められる書類について、わかりやすく解説していきます。

評価証明書の取得手順

決済時には固定資産評価証明書を用意し、登録免許税や精算金の確認に役立てるのが一般的です。
この証明書には、土地や建物の評価額が記載されており、税額計算や登記費用を整理する際に使われます。
取得先は市区町村役場の窓口が基本ですが、自治体によっては郵送などに対応している場合もあります。
申請時には本人確認書類が必要になるため、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。
また、取得年度が古いと確認しにくくなることがあるため、できるだけ最新年度のものをそろえておきます。
取得後は内容を確認したうえで、司法書士や不動産会社と共有しておくと、決済準備が進めやすくなります。

登記書類セットの作成

決済と同時に進む登記手続きでは、司法書士と連携しながら必要書類を整えていきます。
住宅ローンを完済している場合は、まず金融機関から受け取った抵当権抹消書類を確認しておきましょう。
そのうえで、所有権移転登記に必要な委任状や登記原因証明情報、印鑑証明書などをそろえていきます。
登記原因証明情報は、売買によって権利が移ることを示す書類のため、内容を事前に確認しておくことが大切です。
住所や氏名に変更がある場合は、住民票や戸籍の附票も準備し、登記簿とのつながりがわかるようにしておきます。
必要書類をあらかじめ一覧で整理しておけば、決済当日の受け渡しも進めやすくなります。

引渡し直前の補助書類

引渡し直前には、日割り精算に関わる補助書類もそろえておくと、当日の手続きが進めやすくなります。
マンションでは、管理費や修繕積立金の精算内容をまとめて、引渡し後の負担がわかるようにしておきましょう。
一戸建てでは、水道や電気などの利用状況を確認し、最終使用日を整理しておくと説明がしやすくなります。
あわせて、鍵の本数や設備の取扱説明書、保証書の有無も一覧にしておくと、引き継ぎがスムーズになります。
補助書類は形式にこだわりすぎず、日付や金額、引継ぎ内容を見やすくまとめることが大切です。

まとめ

不動産を売却する前は、物件の魅力を伝える図面類や、査定と手続きに役立つ法令・権利関係の書類を計画的に準備しましょう。
売買契約の際には、本人確認書類や登記済権利証の原本を用意し、確認済証も再提示して買主の安心感につなげます。
決済や引渡し当日に向けて、固定資産評価証明書や所有権移転の登記書類、日割り精算の補助書類を整えておけば、取引を落ち着いて進めやすくなります。

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