不動産売却の流れを徹底解説!査定から契約引き渡しまでのポイント

正田 英公

筆者 正田 英公

不動産キャリア20年

私はこのエリアで約20年間、不動産営業に従事してまいりました。地域の特性や市場動向を深く理解し、多くのお客様にご満足いただける取引をサポートしてきました。成人した二人の父親でもあり、家族の視点からもお客様のニーズに寄り添います。
また、不動産のご紹介が楽しいものになるよう、和やかな雰囲気づくりを意識しています。信頼と実績に基づいた確かなサポートをお約束いたします。

不動産売却の流れを徹底解説!査定から契約引き渡しまでのポイント

不動産を売却するとき、多くの方が「まず何をすればいいのか」「どのような流れで進むのか」と不安を抱きます。
売却は査定から始まり、媒介契約、売買契約、引き渡しと段階を踏んで進むのが一般的です。
本記事では、不動産売却の流れを整理し、査定方法の違いや媒介契約の内容、売買契約・引き渡しの注意点を詳しく解説します。

不動産売却の流れ①査定

不動産売却の流れ①査定

不動産売却を進めるうえで、最初のステップとなるのが「査定」です。
査定は売却の基準価格を把握するための重要なプロセスであり、今後の戦略を決める土台となります。
まずは「机上査定」と「訪問査定」とはなにか、査定価格と成約価格の違いについて詳しく解説します。

机上査定とは?

机上査定とは、実際に物件を訪れずに過去の取引事例や公示価格、路線価、周辺の成約データなどを基に価格を算出する方法です。
インターネットや電話で簡単に依頼でき、数日以内に結果が得られるため、売却を検討し始めた段階で活用するのに適しています。
メリットは、スピーディに価格の目安を把握できる点です。
例えば「今売却するとしたらいくらくらいで売れるのか」を知りたい場合、机上査定を利用することで短時間で複数社の価格を比較できます。
ただし、実際の建物の状態や周辺環境を考慮できないため、精度は訪問査定より劣ります。

訪問査定とは?

訪問査定とは、不動産会社の担当者が実際に物件を訪れ、室内の状態、リフォーム履歴、日当たり、眺望、周辺施設の利便性などを細かくチェックしたうえで査定価格を提示する方法です。
机上査定では反映できない実情を考慮できるため、より現実的な価格を把握できます。
例えば築年数が古くても、丁寧にリフォームや修繕が行われていれば評価が上がることもあります。
逆に、建物の劣化が進んでいる場合や騒音・日照条件に難がある場合は、査定価格が下がる可能性もあります。
実際に売却を進めるなら、訪問査定を受けておくことが欠かせません。

査定価格と成約価格の違い

査定価格(仲介価格査定額)はあくまで「売却の目安」であり、実際に成約する価格とは一致しません。
実際の価格は市場の需要や購入希望者との交渉次第で変動します。
相場より大幅に高い価格を設定すれば買い手がつかず売却が長引く一方、適正な価格を設定すれば比較的早く成約に至るケースも多く見られます。

査定を依頼する際の注意点

●査定価格の根拠を必ず確認し、納得できる説明を受ける
●売却時期や目的に合わせて机上査定と訪問査定を使い分ける


査定は単なる価格提示ではなく、売却戦略を立てるうえで欠かせない情報収集のプロセスです。
信頼できる不動産会社を選び、しっかりと根拠に基づいた査定を受けることが、売却成功への近道となります。

不動産売却の流れ②媒介契約

不動産売却の流れ②媒介契約

査定が終わり価格のおおよその目安が固まったら、不動産会社と「媒介契約」を結びます。
媒介契約とは、売却活動を正式に依頼するための契約で、今後の販売戦略や活動の方向性を決める大切な流れです。
媒介契約の期間は宅建業法により最長3ヶ月と定められています。
通常はこの期間ごとに更新や見直しが行われます。
ただし、市場の動向によっては成約まで3ヶ月以上かかる場合もあります。

媒介契約書に記載される内容

媒介契約書には、売却予定価格や契約期間、広告活動の方法、契約解除の条件などが詳細に記載されます。
また、不動産会社がどのように売却活動を行うのか、報告の頻度や方法も記載されるため、契約前に内容を十分に確認する必要があります。

媒介契約と報酬の関係

媒介契約を結んだ段階では、不動産会社に報酬を支払う必要はありません。
報酬である仲介手数料は、売買契約が成立した際に初めて発生します。
つまり、売却が成功しなければ費用は発生しない仕組みです。このため売主は安心して媒介契約を結ぶことができます。

媒介契約の種類とレインズの役割

媒介契約には「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類があります。
それぞれ売主の自由度や不動産会社の活動範囲が異なりますが、本記事では詳細は簡潔に触れるにとどめます。
重要なのは、専属専任媒介や専任媒介では、不動産会社が「レインズ(不動産流通標準情報システム)」に物件情報を登録する義務があることです。
レインズに登録されることで、全国の不動産会社が物件情報を共有でき、購入希望者を効率的に探すことが可能となります。
売却活動をスムーズに進めるうえで、レインズ登録は大きな役割を果たしています。

媒介契約締結後の流れ

媒介契約を結ぶと、不動産会社は広告活動や内見対応を開始します。
売主には定期的に活動報告が届くため、進捗を確認しながら売却戦略を調整できます。
契約の種類によっては、1週間に1度以上の報告が義務づけられているケースもあります。
媒介契約は、不動産会社と売主の信頼関係を築く大切なプロセスです。
契約書の内容を理解し、不明点は必ず確認することが成功への第一歩となります。

不動産売却の流れ③契約から引き渡しまで

不動産売却の流れ③契約から引き渡しまで

買主が決まったら、次は売買契約の締結と引き渡しに進みます。
この段階では金銭の授受や法的手続きが関わるため、特に注意が必要です。

売買契約の締結と手付金の受領

売買契約当日は、不動産会社の立ち会いのもと「重要事項説明」が行われ、その後に契約書への署名・押印が行われます。
この際、買主から売主へ「手付金」が支払われます。
手付金は通常、売買代金の5〜10%程度で、契約成立を示すものです。
もし買主が契約を解除する場合は手付金を放棄し、逆に売主が解除する場合は受け取った手付金を倍返しする必要があります。

仲介手数料の支払い時期

仲介手数料は売買契約が成立した時点で発生します。
実際の支払いは契約時に半額、引き渡し時に残額を支払うケースが一般的です。
支払い条件は不動産会社によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。

引き渡しに向けた準備と抵当権抹消

契約後は、引き渡しに向けて準備を進めます。
具体的には、引越しや残代金の決済、固定資産税・管理費などの精算手続きがあります。
また、住宅ローンが残っている場合は「抵当権抹消」の手続きを行わなければなりません。
抵当権が残っていると買主に所有権を移転できないため、売却代金でローンを完済し、司法書士に依頼して抵当権抹消登記を行います。
この際にかかるのが「抵当権抹消費用」で、売主の負担となります。

引き渡し当日の流れ

引き渡し当日は、残代金の受領、司法書士による所有権移転登記の申請、そして鍵の引き渡しが行われます。
これをもって正式に不動産の売却が完了します。
売主は売買代金を受け取り、買主は新たな所有者として不動産を取得することになります。
売却契約から引き渡しまでの流れは、取引の最終段階であり、細かな確認や準備が不可欠です。
専門家のサポートを受けながら確実に進めることで、安心して不動産を手放すことができます。

まとめ

不動産売却は「査定 → 媒介契約 → 売買契約・引き渡し」という流れで進んでいきます。
各段階でのポイントを理解しておけば、不安を減らしながらスムーズに手続きを進めることができます。
売却活動の目安はおよそ3ヶ月ですが、状況によってはそれ以上の期間が必要になることもあります。
そのため、余裕を持った計画を立てることが重要です。
信頼できる不動産会社と二人三脚で進めることで、納得のいく売却につながるでしょう。

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